結果にコミット

運動不足である。30歳も半を過ぎて仕事やプライベート以外で身体を動かす機会が年々減ってきている。振り返れば子供の頃からスポーツは苦手であった。当時は肥満児で小学校のリレー競争やマラソン大会、鉄棒の逆上がりなど苦痛でしかなく、体育の時間は嫌で嫌でしょうがなかった。そのくせ身体を動かすこと自体は嫌いではなく、ノルマや条件を強要されなければ、マイペースで身体を鍛えたりすることは案外平気であり、学生時代までは何かしらのスポーツをコツコツ励み、踊れるデブを目指していた。それが社会人になってからは、仕事や時間や環境や私財などを言い訳に、知り合いからの誘いにも応えられず、かといって率先してクラブチームやサークルに参加するわけでもなく、ただ指をくわえて眺めてるばかりで、気づけば30歳を過ぎ半ばに突入した。
昨年、幼なじみの同級生が脳卒中で倒れた。幸い自宅だったので、嫁さんが救急車ですぐに病院に運んだので一命を取り留め、長期の入院を強いられたが後遺症なども残らずにすんだ。話を聞くと高血圧や遅くまで仕事で働いていたことなどが要因としてあるかもしれないが、なんの前触れもなかったという。彼には家族もあり、いまは再発の恐れもあってタバコも止めて酒も控えている。
ぼくらの年齢でも起こりえてなんら不思議ではないと再確認させてもらった反面、もうそんな年齢になったのかと感慨が先に立った。また身近な仲間だったということで、強く意識したのかもしれない。酒とタバコは止められないとしても、せめて身体だけは日頃から動かさなければいけない。
本当は何年も前からスポーツジムに通っている。週に2回ほど、ランニングマシンやプールで汗を流していた。ただ、所要で通えないときがあったり、時間がなくてサウナしか入らなかったり、まったくといって活用できていない。
ぼくの通っているジムはCMで話題になってる某スポーツクラブではなく、駅前にあるちいさなフィットネスクラブで設備もさほど整っていない。膝に負担がかからないということで、プールをよく利用しているのだが、全長12メートルほどでコースも2つしかなく、泳ぐゾーンと歩くゾーンに分離され、1コースに4、5人も入水すれば軽い渋滞が起こる。そんな惨事の中を、おばちゃん連中(60~70代)は同世代の仲間らといっしょに談笑しながらゆっくりとウォーキングするのだ。それがまた大きな声で話をするので室内の反響もあってか、水のなかでもいやが上にも飛沫とともに聞こえてくる。関西のおばちゃん連中はデリカシーがないというか、ある意味潔いというか、真面目な連中をしり目に「スーパーの激安情報」や「どこそこの~さんがさ」など、どうでもいい品評会を永遠とぐるぐると回遊しながら、しまいには話がつきないのかプールから上がっても隣のジャグジーで足湯さながら爆笑している。もはや女子会といったかわいいものではない。それは元気のいい老人たちが病院を私物化してしまうのと同じで、まさに裸の王様というべきか。歳を取るにつれ、若い頃なら許せなかったことが図太くなるのもわからなくもないが、もう少し周りのことを考えてもらいたい。
話が逸脱した。私、この機会にダイエットはじめます。