読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

土佐日記

ぼくの母親は高知の生まれなので、幼少の頃や学生時代にはよく遊びに行ったものだ。母親の母親(祖母)がひとりで暮らしており、御年90歳を迎えた。ぼくは恥ずかしながら実家暮らし(この歳まで情けない)だが、親父の父母(祖父母)も健在で92歳となり、ぼくが生まれてから未だに誰も亡くなっていない。良いことなのだがそのぶん誰かが面倒を見ないといけないので、おのずと時間を費やされる。この高齢化社会で介護疲れによって悲しいニュースが飛び込んでくるが、理解できる部分もあるのは確かだ。 言うことは聞かない。すぐに忘れる。ひとりでトイレにいけない。そんなことが毎日続くと介護する側も疲弊するのは当然で、どこかでストレスを発散しないとこちらも身体を壊してしまう。高知で暮らしている祖母が施設に入ることになり、母親の運転手もかねて書類などの受け渡しや引っ越しの手伝いなどの由、訪れている。
明け方、大阪から和歌山港に向かいそこからフェリーで徳島に渡る。徳島から徳島道を使い高知道に入り2時間ほど走るのだが、母親も高齢になってこの工程をひとりで運転させる訳にもいかず、ぼくは運転手となって数えきれないほどのトンネルを潜り抜けている。
そんな中、楽しみもないといけないと高知に着いて時間ができると散策を開始。高知といえば「土佐電」である。路面電車である。これさえ乗れば高知を縦断できる。独特の車両に歴史の重みを感じる重量感。味深い乗り心地と景色に翻弄されること間違いない。そんな「チンチン電車」に揺られ有名な「日曜市」(毎週日曜日に開催される野菜や果物や魚介類などを即売する観光名所)も面白いが、「ひろめ市場」にはよく行く。毎回必ず行く。高知市帯屋町の商店街にありイベント広場からなる複合施設で、食事処や土佐の特産品などが販売されている。いつ訪れても満員のイメージしかない。そこに「明神丸」という店があり、県内で有名な名物「カツオのたたき」が食べられる。肉厚のカツオを藁焼きし、いい具合に炙られたカツオちゃんを塩でいただく。おいしゅうございます。その言葉しか出てこない。カツオを肴に本家「土佐鶴」を一献かたむけてほしい。何もいうことはないはずだ。
先日訪れたときは時間がなくて食せなかったが、高知に寄る際は「ひろめ市場」に足を運んでください。近くには「はりまや橋」もあるので帰りに寄るのもありですよ。
f:id:kaba1981:20170330170549j:plain
f:id:kaba1981:20170330170638j:plainf:id:kaba1981:20170330170715j:plainf:id:kaba1981:20170330170752j:plain